衛生管理
2017/02/20
ウォーターサーバーを導入して1年くらいたつと「最初は美味しいと思ったけど・・・」と言って解約しちゃう人、実は多いんです。
その原因は、ウォーターサーバー本体の汚れのせいかもしれません。水は味がついていないので、汚れや雑菌によって味が大きく変わってしまいます。
メーカーと契約している限り、ボトルやパックは毎月新鮮なものが届きます。でも、肝心のウォーターサーバーが汚れていたり、内部で雑菌が繁殖していたら、美味しい水を楽しむことができません。
美味しい水をずっと楽しむために欠かせないウォーターサーバーのメンテナンス方法や、ボトルやパックを保管する時のポイントをまとめました!
メーカー任せで安心!メンテナンス
ウォーターサーバーには、メーカーのメンテナンスが必要なものと、必要ないものの2種類があります。それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
メーカーのメンテナンスは有料?それとも無料?
メーカーが行う定期メンテナンスでは、ウォーターサーバー本体の内部や、水の通り道であるパイプの内側を綺麗にします。その他、接続部分のパーツ交換、各部品の劣化確認・交換なども行います。
ウォーターサーバーのメンテナンスは、1~3年に1回の頻度で実施されることが多いです。本体のメンテナンスは有料の場合もあれば、無料の場合もあります。
メンテナンス費用がかかるかどうかはメーカー次第なので、契約前に確認しておきましょう。
ちなみに有料の場合の1回あたりのメンテナンス費用は、内部の洗浄費やパーツ代を含めて5000円~10000円程度。
ウォーターサーバーのレンタル費用が安くても、メンテナンス費用が有料だとトータルで見ると割高になる事もあります。
メーカーを選ぶときは、メンテナンス費用も考慮したうえで価格を比較するようにして下さい。
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メーカーのメンテナンスって必要なの?
ウォーターサーバーの内部やパイプはセルフメンテナンスでは綺麗にできない部分なので、衛生面を考えるならメーカーのメンテナンスがある方が安心です。
でも、メーカーにメンテナンスを依頼しなきゃいけないのは面倒だと感じる人もいると思います。メンテナンスは立ち会わなければいけないので、予定を合わせるのも大変ですよね。
そんな消費者のニーズに合わせて、メーカーのメンテナンスが不要なウォーターサーバーが増えてきています。
数年に1回ウォーターサーバーを丸ごと交換するメーカーもあれば、自動洗浄機能付きのウォーターサーバーを用意しているメーカーもあります。
自動洗浄機能付きは、セルフメンテナンスでは手が届かないタンクやパイプ内を殺菌洗浄することができるので、メーカーのメンテナンスがなくても衛生的。
ただ、長時間洗浄する必要があるものが多いので、電気代も含めてどれくらいの維持費がトータルでかかるのか計算しておくといいかもしれません。
自分で出来る!セルフメンテナンス
数年に1度行うメーカーのメンテナンス以外に、自分で簡単にできるセルフメンテナンスの方法があります。必ずやらなきゃダメというわけではありませんが、定期的にセルフメンテナンスしておくと雑菌が繁殖しにくくなります。
セルフメンテナンスするのは、たったの3か所だけ。しかも面倒な手間は必要ないので、どの箇所も数分あればメンテナンスが終わります。
高濃度のアルコールスプレーは水周りの除菌に何かと使えるので、ウォーターサーバー付近に1本常備しておきましょう!
いつでもササッとお手入れできるように、出しっぱなしでも気にならないオシャレなデザインボトルを探してみてもいいかもしれませんね。
ボトルの装着部分
ボトルやパックを装着する差込口は、常に水がたまっていて、しかもボトルやパックの交換のたびに外気に触れてしまいます。そのため雑菌が増えやすいです。
ボトルの装着部分は、新しいボトルやパックを装着するたびにセルフメンテナンスしておきましょう。布やタオルで水分を拭き取って、その後アルコールスプレーをかけて仕上げ拭きします。
台所で使っている布巾は、布巾自体に菌がついている可能性が高いので使わない方が良いです。綺麗に掃除したつもりが、反対に菌を塗り広げてしまうことになりかねません。
洗いたての布巾や、使い捨てダスターを使うと雑菌が付着する心配ないので安心です。
注ぎ口
注ぎ口は、毎日飲む水が出てくる場所です。この部分に雑菌がついていると水の味が悪くなってしまうので、定期的にアルコールスプレーをかけて拭いておきましょう。
使うたびに拭く必要はありませんが、台所の後片付けついでや、普段の掃除ついでに拭いておくのがおすすめです。
蛇口の内側や、細かいパーツの接合部分は、つまようじや綿棒を使って掃除してください。細かい部分のセルフメンテナンスの目安は、1か月に1~2回くらいです。
受け皿
受け皿部分は水やほこりがたまりやすいので、できれば毎日洗うのが理想的。洗った後はしっかり水気を拭いておくのがポイントです。
寝る前にササッと水洗いしておけば、水カビが生えたり雑菌が繁殖する心配もありません。毎日洗っておけば、ゴシゴシこする必要はありませんし、洗剤を使わなくても十分綺麗になります。
ボトル・パックの保管場所はどうする?
ウォーターサーバー本体の衛生管理はもちろんのこと、ボトルやパックの保管場所にも気をつけましょう。保管場所が悪いせいで、肝心の水が劣化して味が悪くなってしまっては大変です。
水の劣化を防ぐ為の注意点は3つです。
直射日光の当たらない、暗い場所に置くこと、風通しのいい、湿気の少ない場所に置くこと、暑すぎたり寒すぎたりしない場所に置くこと。
この3つに気を付けておけば、水の劣化はまず心配ありません。
クローゼットの中や押し入れの中、床下収納スペースに保管している人も多いです。
ただ、ボトルやパックはかなり重いのであまり高い場所に置くと危険。無理なく手が届く範囲に保管するようにして下さい。