水の種類
2017/02/20
ウォーターサーバー選びでこだわってほしいのは、ウォーターサーバーのデザインや機能だけではありません。
美味しい水を飲むためには、「どんな水を使っているか」が重要です。
ウォーターサーバーには、大きく分けて「天然水」と「RO水」の2種類の水が使われています。それぞれの特徴について知り、自分の生活に合った美味しい水を見つけましょう!
ミネラル豊富!天然水
健康目的でウォーターサーバーを導入する人が選ぶべきなのが天然水です。長い年月をかけて自然の土壌でろ過されているため、ミネラル成分が豊富に溶け込んでいます。
ミネラル成分には、マグネシウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、ナトリウムイオンなど様々な種類があります。
例えば、マグネシウムイオンは少量ならまろやかな甘みを感じますが、量が多いと苦みを感じやすくなります。カリウムイオンも少量なら甘みを感じますが、多いとしょっぱく感じます。
土壌に含まれるミネラル成分の量が味を左右するので、採水地によって違った味が楽しめるのが天然水の魅力です。
ちなみに、日本に多いのは「軟水」です。
軟水は硬水と比べるとカルシウムやマグネシウムの量が少ないのが特徴で、料理や飲み物に使っても素材の味の邪魔をしません。
天然水は、各地の採水地からくみ出した水を使っています。
「採水地からくみ出した水をそのまま飲んで大丈夫なの!?」と思われるかもしれませんが、日本で売られている水は原則として殺菌処理しなければいけないことになっています。ヨーロッパの水のように、そのまま詰めているわけではありませんので、その点については安心できるミネラルウォーターといえます。
ただし、天然水に行っていいのは「ろ過、沈殿、加熱殺菌処理」の3つだけ。その他の処理を人工的に加えたものは天然水ではなくなってしまいます。
ろ過するから安全!RO水
とても目の細かいフィルターを通過させて水の中に入っている不純物を取り除いたものが「RO水」です。ろ過することで体に有害な物質が取り除かれるので、震災後に天然水からRO水に切り替えたり、赤ちゃんの調乳用の水はRO水を選ぶ人も多いと言われています。
でも、フィルターを通すと有害物質だけでなく、美味しさを左右するミネラル成分も全て取り除かれてしまいます。そのため、RO水は味に特徴がなく「純水」に近いものです。
普段天然水を飲んでいる人だと「味気ない」とか「物足りない」と感じるかもしれません。
RO水は本来、味や風味に特徴がありません。
ウォーターサーバーのメーカーによっては、ろ過した後のRO水にミネラル成分を添加して風味をつけたり栄養素をプラスしているところもありますが、どのようなミネラル成分が配合されているのかはメーカーによってバラバラです。
成分の配合割合によって、水の味も変わります。
安全性を重視したいけど天然水のような味わいも楽しみたいという人は、ミネラル成分が添加されたウォーターサーバーを比較検討してみると良いかもしれませんね。
天然水とRO水って何が違うの?
天然水の良いところは、採水地によって色々な味を楽しめることと、身体の健康維持に欠かせないミネラル成分が摂取できることの2つです。
毎日の食事で不足しがちなマグネシウムやカルシウムが、飲み水で摂取できるのは健康を気にする人にとっては大きな魅力です。
RO水の良いところは、フィルターを通してろ過するので安全性が高いことと、値段が安いことの2つです。
ミネラルは0ですが有害物質が除去できるので、クセがなく綺麗で安全な水を飲みたいという人にはぴったりです。
味がスッキリしすぎて物足りないという人や、どうせ飲むなら体に良いミネラル成分が含まれているものを・・・ということであれば、ろ過後にミネラル成分が添加されたRO水もおすすめ。
水の種類で比較検討するポイントは、味、健康面、安全面、価格面の4点です。
この4つの中で何を一番重視するのかを考えて、自分にピッタリの水が飲めるウォーターサーバーを探してみて下さいね!