ウォーターサーバーの基礎知識
2017/02/20
初めてウォーターサーバーを選ぶ方へ
ウォーターサーバーとは、ミネラルウォーターを本体にセットするだけで、いつでも美味しい水がワンタッチで飲める給水器のことです。
給水器というと、大手企業で使われているような業務用で大きいものを思い浮かべてしまいがちですが、最近ではコンパクトなサイズのウォーターサーバーがたくさん出てきています。サイズが小さくなったため、値段もお手頃でメンテナンスも簡単になり、おかげで小~中規模オフィスや店舗、家庭で導入するケースも増えてきています。
身近なアイテムとして使用されることが多くなったウォーターサーバーですが、サーバーの機種は利用する環境や目的ごとで選び方が変わってきます。
ォーターサーバーを検討するときには、まず自分の生活スタイル、企業や店舗であれば使用シチュエーションをイメージしてみましょう。
予算にあうかどうかの価格面や、使用用途にあった水の種類、設置スペースに合わせたサイズ感、インテリアとしてお部屋を邪魔しないデザイン性など、自分に合う条件やこだわりをしっかりとふまえたうえでサーバーを選ぶことが、初めてでも失敗しないウォーターサーバーを見つけるヒケツです。
ウォーターサーバーが役立つケース
ウォーターサーバーを導入するのは初めて。という方は多いかと思います。実際に契約するとなると、なかなか迷ってしまうかもしれないですね。
確かにウォーターサーバーがなくても毎日の生活が困るということはなさそうです。 けれど、使ってみると役に立つケースは意外と多いんです。ここでは使用する理由やメリットを含めてウォーターサーバーが役に立つケースをご紹介していきます。
家庭でも美味しい水が手軽に飲める!
やはり、1番はご家庭でも美味しくてキレイな水が手軽に飲めるという点です。お店で使うイメージのあるウォーターサーバーですが、家庭向けでも使用できるように本体のサイズがどんどんコンパクトになっているので、一軒家にはもちろん、一人暮らしやワンルームマンションでも設置場所に困ることなく、どんな方でも水を楽しむことができます。
また部屋の雰囲気を壊さないようなシックな色合いのものや、インテリアの邪魔をしないスリムタイプのウォーターサーバーも人気です。
「ウォーターサーバーって、お店に置くものだよね?」というのは、もう一昔前の話。贅沢なイメージが強いかもしれませんが、500mlのペットボトルのミネラルウォーターを頻繁に買うより、ウォーターサーバーを設置した方が節約効果が高いというデータもあります。またゴミも減らすことができて地球にも優しいんです。
出産を機にウォーターサーバーを導入!
その他、出産を機にウォーターサーバーを検討し導入される方も多いです。
赤ちゃんの粉ミルク用の水は、ミネラル分の少ない軟水を使用すること、また国際基準として70度以上の熱湯での調乳が推奨されています。水を一度沸騰させ、それをまた冷水で冷ましたり、なかなか手間が必要となります。
しかし、温水と冷水を両方出すことができて、軟水を取り扱うウォーターサーバーを選べば調乳がとてもラクになります。深夜の授乳は眠気との戦いなので助かりますね。
水道水よりも安全で美味しい水を手軽に楽しみたいという人や、赤ちゃんが生まれるご家庭のかたには、ウォーターサーバーの導入はおすすめです。
クリニックではお客さんのイライラ予防に!
お店や会社の中は、一年中エアコンが効いているので乾燥しがち。そんな時も、ウォーターサーバーがあれば乾燥した喉を潤すことができます。
最近はマイボトルを持参するような節約志向の人が多いですから、有料の自販機を設置するより、無料のウォーターサーバーを設置した方がお客さん受けも良いのだとか。
また、ちょっとした待ち時間に美味しくて冷たいミネラルウォーターを飲むことができれば、待っている間のイライラ予防にも効果的。待ち時間が長くなりがちなクリニックの待合室では、ウォーターサーバーを設置したところお客さんの不満が減ったというデータもあるようです。
企業では社員のモチベーションアップに!
社内に自販機が設置してあったり、会社からちょっと歩けばコンビニで飲み物が買えるからウォーターサーバーは必要ない。と思っていませんか?でも、最近は福利厚生でウォーターサーバーを導入する会社も増えてきています。
ウォーターサーバーがあれば、わざわざ遠くまで行かなくても美味しい水が飲めるので作業効率が良くなります。さらに自販機で使うお金が節約できますし、福利厚生が充実すれば社員のモチベーションアップにも効果的なんです。
会社で使う時は使用量がかなり多くなりますから、ミネラルウォーターの質だけでなく価格の面や、ボトル交換の簡単さ、メンテナンスの手軽さなどにもこだわりたいところですね。
何を基準にウォーターサーバーを選ぶ?
ウォーターサーバーを選ぶうえで基準になる3つのポイントをまとめました。
1.維持しやすい価格どうか
ウォーターサーバー選びで一番重要なのが価格です。ウォーターサーバーは毎日使用するものなので、購入時の初期投資費用よりも「維持」や「メンテナンス」にどれくらいの費用がかかるかをしっかり比較検討するようにしましょう。
維持費については、メインのサーバーのレンタル費用やボトルの価格だけではなく、配送料や電気代など必要となるコストについては知っておくべき大切なポイントです。配送料が無料のメーカーもあれば、電気代を抑える自動節電機能のついたサーバー機器などもあります。
またメンテナンスについては、使用するサーバーの種類にもよりますが、衛生面を考えると1~3年で本体に使われているパーツを洗浄もしくは交換するのが理想的です。この時のメンテナンス費用は、無料のメーカーもあれば有料のメーカーもあります。また自動洗浄機能が付いているサーバー機器などもありますので、そういった維持費やメンテナンス費もふまえて、メーカーやサーバーごとの機能を公式サイトや比較ソートなどでよく調べておきましょう。
2.どんな水を取り扱っているか
ウォーターサーバーに使われている水は、天然水とRO水に分けられます。
天然水は、採水地で長い年月をかけて自然の土壌でろ過されていた水をボトルに詰めています。採水地としては富士山や日田、三岳山麓などが有名です。天然水に行っていいのは「ろ過、沈殿、加熱殺菌処理」の3つだけと定められているので、RO水と比べると価格が高めで安全面ではRO水に劣ることが難点ですが、採水地による味の違いを楽しめたり、ミネラル成分を豊富に含んでいて味が深いことが天然水の魅力です。
RO水は、人工的に不純物をろ過しているので安全性が高く、スッキリとした味わいです。天然水に慣れている人は少々物足りなく感じるかもしれませんが、価格はお手頃で安全性も高いです。天然水のようにミネラル成分は含まれていませんが、メーカーによっては、後処理でミネラル成分を添加しているところもあります。
味、安全面、費用の3つのバランスを見ながら、天然水にするかRO水にするか考えてみて下さいね。
3.お部屋に設置しやすいサイズかインテリアとして雰囲気の邪魔にならないか
コンパクト化してきたといわれるウォーターサーバーですが、それなりの設置スペースは必要です。ウォーターサーバー導入前に、どの位置にサーバーを置くのかを考えておきましょう。またお部屋の雰囲気やデザインを損なわないように、色合いや形も選ぶポイントです!
会社で使う場合は給湯室に置きやすい卓上タイプ、店舗やご家庭で使う場合はスタイリッシュなタワー型の本体上部設置タイプが人気です。タワー型には機種によって、足元交換のタイプもあります。